ボトックス注射とは
ボトックスとは
ボトックスは世界中で最も施術されるエイジングケア方法の一つで、加齢による表情シワや顔のエラ、足のふくらはぎのボリュームダウン、肩こり、発汗を抑えるなど様々な効果があります。主にボツリヌス菌の毒素(ボツリヌストキシン)を利用し、表情筋の過剰な動きを抑えてシワを薄くしたり、部位を細くしたりする作用があります。
ボツリヌス菌は食中毒の原因になるなど毒性が強いですが、治療で使用されるものは原液を生理食塩水で薄めたものを使うため、人体にも安全で副作用もほとんどありません。
ボトックス注射の効果
ボトックスは顔の表情筋に作用し、シワを薄くする効果を持ちますが、効果が一時的であり、定期的な施術が必要という注意点があります。
効果の持続や効果範囲は個人差がありますが、多くの場合は効果が持続する間はシワや部位の変化が維持されます。繰り返し施術を受けることで、持続期間や効果の安定化が期待されます。
施術は細い針で注射するだけなので短時間で終了します。ダウンタイムも短いため、自然に綺麗になりたいと願う多くの人々から支持を得ています。注射後は1週間から数週間かけて効果が現れ、持続期間は通常3ヶ月から4ヶ月ですが、施術を繰り返すことで効果の持続や長期化が可能です。
ボトックス リスク・副作用
ボトックス注射は一般的に副作用がまれで、適切な技術と用量で安全性が高い施術です。副作用としては腫れや内出血、痛み、違和感、表情の不自然さなどが報告されています。また、頭痛やめまい、筋肉の一時的な低下もまれに見られますが、施術と医師との適切な相談で最小限に抑えられることが期待されます。
ボトックスの種類
「ボトックス」はアメリカのアラガン社が販売している商品名であり、アラガン社が商標を取得しているため、他社製の薬剤を使用する場合は厳密にはボトックス注射と言う事はできません。ですがボトックス(ボトックスビスタ)が厚生労働省から唯一認可を受けていることと、シェアが圧倒的に大きいという理由から、同様の治療を総称して「ボトックス注射」と呼ぶ事が多くなっています。
ボトックスと同じA型ボツリヌスの成分を使用した薬剤は他にも数多く存在し、さまざまな製薬会社で製造されています。しわ取り注射の種類は日本で取り扱えるものだけでも、ドイツ製、アメリカ製、イギリス製、韓国製、中国製と多くの種類があります。
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1.ボトックスビスタ
ボトックスビスタはアラガン社が製造するA型ボツリヌス菌毒素製剤です。FDA(アメリカ食品医薬品局)承認を受けており、比較的安全性が高いとされています。品質管理や温度管理が徹底されているため、持続効果も長いです。
日本でも厚生労働省に認可された治療薬で、日本人に合った安全性と有効性が評価されています。筋肉収縮を抑制する効果を利用し、しわの予防や改善、エラや多汗症の治療など幅広く応用されています。 -
2.ヒュートックス
ヒュートックス(リズトックス)は韓国ヒューオンス社製のボツリヌストキシン製剤で、韓国食品医薬品安全処(MFDS)の認可を受けています。アラガン社のボトックスビスタと同じA型ボツリヌス毒素を使用しており、筋肉の張りを軽減して肩こりを改善する効果が期待できます。比較的安価ですが持続期間が短いとされています。特に女性らしい肩のラインを求める人や、デスクワークによる肩こりに悩む人に適しています。
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3.ボツラックス
ボツラックスはヒューゲル社が製造する韓国製のボトックスで、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)の認可を受けています。アラガン社のボトックスビスタの後発品であり、広い範囲の治療に適していると言われています。安全性が確保されており、治療コストも抑えられる点が特徴です。主に韓国内向けに販売している商品になります。
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4.リジェノックス
リジェノックスは韓国のヒューゲル社が開発した小顔効果やしわ改善が期待できるボトックス注射で、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)の承認を受けています。エラ張りや表情じわなどを改善するなど、アラガン社のボトックスビスタと同等の効果を低価格で提供しています。主に韓国外向けに販売している商品になります。
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5.コアトックス
コアトックスは韓国のメディトックス社が開発した次世代のボツリヌストキシンです。耐性がつきにくく効果が持続しやすいのが特徴で、ヒト血清アルブミンや動物由来原料を使用していないため、副作用の心配も少なく安全性が高いです。笑いジワやエラの改善に効果があり、アレルギー反応のリスクも軽減。MFDS(韓国食品医薬品安全処)に承認された安全性・有効性が保証されたボトックス注射です。
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6.ボコーチュア
ボコーチュアはドイツのメルツ社から販売されているボツリヌストキシン製剤で、耐性がつきにくく効果が持続しやすいといった特徴があります。そのため、定期的な注入でも効果が落ちにくく、温度管理にも柔軟性があります。また、水光注射やリフトアップ治療にも適しているため、幅広い美容治療に活用されています。注入後のダウンタイムも比較的短く、痛みも少ないことから多くの人々に利用されています。
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7.ゼオマイン
ゼオマインは帝人ファーマから提供されているボツリヌストキシン製剤です。元はドイツのメルツファーマー社が製造していましたが、共同開発・独占販売権を取得し、製造販売承認を得ました。ボコーチュアと同様の特性を持ち、医療目的で用いられ、筋肉の収縮を抑制して治療効果をもたらします。安全性が高く耐性がつきにくいとされていますが、個人によって効果や持続性は異なります。
ラグラン銀座医院でのボトックス治療
こんなお悩みの方がボトックス治療を受けています。
「しわや表情じわが気になり、若々しさを保ちたい。」
「ワキの多汗症に悩み、日常生活での不快感を解消したい。」
「リフトアップ効果を求めて、たるみやたるんだ輪郭を引き締めたい。」
「筋肉の緊張を和らげ、疲れや緊張からくる不快感を軽減したい。」
「美容目的だけでなく、リハビリや医療目的での使用も検討している。」
「エラの張り(エラ張り)を改善し、フェイスバランスを整えたい。」
「エラ張り」とは、顔の側面(頬骨の下)にある筋肉である咬筋や頬骨筋の肥大化や活発な働きによって、顔の輪郭が広がりやすくなる状態のことです。このエラ張りを改善するために、ボトックス注射が使われることがあります。
ボトックス注射で得られる効果
ボトックス注射で得られる効果として、顔のシワや目尻のシワの改善、エラやふくらはぎの筋肉抑制によるフェイスラインのシェイプアップ、肩こり、多汗症にも効果があります。また、加齢による表情シワの改善や将来のしわ予防にも有効で、加齢とともに気になってくる表情シワのほとんどにボトックス施術は有効となっています。
短時間で済むため、当日から通常の活動が可能というメリットがありますし、施術後の効果は1週間から1か月程度で現れます。2~4ヶ月程度の持続期間があり、繰り返し施術することで効果が長持ちします。
施術の流れ
(内容については医院側にご確認をお願いします。)
施術の流れは下記の通りです。
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ご予約
まず当医院の無料カウンセリング予約を行っていただきます。お電話、もしくは下記URLより、無料のカウンセリングをご予約下さい。
無料カウンセリング予約 -
クレンジング・洗顔
衛生面の観点より、施術前にはメイク(お化粧)を落としていただきます。当医院にはクレンジングや洗顔、タオルのご用意がございますのでご安心ください。(持参していただいても大丈夫です。)
施術後にお化粧直しをされる場合は、お手数ですが化粧道具をお持ち頂ますよう、お願い致します。 -
施術
もう一度注入部位の確認を行い、施術(ボトックス注射)をしていきます。注射前には麻酔薬を塗布するため、痛みは軽減されますが、痛みは皮膚や筋肉の厚さなどによって左右されることもあるため、心配であれば事前に担当医に確認をしておくことをおすすめします。
痛みや不快感を感じるようであれば担当医にお伝え下さい。
注入後は部位を軽く圧迫して止血を行います。採血したあとのような注入痕ができますが、お化粧などで簡単に隠すことができます。注入痕は2~3日ほどでなくなります。 -
施術後、ご帰宅
施術後はダウンタイムなどはありませんので、すぐにご帰宅いただけます。お化粧直しをされる場合は、当医院に鏡台がございますので使用する旨をお伝え下さい。
よくあるご質問
- 顔の印象が不自然になることはありますか?
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治療部位に必要量のみを注射しますので、不自然になるようなことはほとんどなく、自然な表情のままでシワ治療を施すことができます。
- 効果の持続はどれくらいですか?
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個人差はありますが、治療後約一週間程度で効果が徐々に現れます。仕様製剤にもよりますが、約3~6ヶ月程度、効果が持続します。
- ボトックス注射に保険は適用されますか?
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一般的に、ボトックス注射は美容目的で行われることが多いため、保険適用外とされています。ですが筋肉の痙攣や過剰な収縮、多汗症、顔面神経麻痺の治療など、医療目的で使用する場合は保険を適用することができます。
表情ジワの改善など、美容目的でボトックス注射をする場合は保険適用外となりますのでご注意ください。
- ボトックス注射はどの部位に使われることが多いですか?
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ボトックス注射は主に顔のシワや表情じわの改善に使用されることが多いです。額や眉間、目尻、口周りなどが代表的な施術部位になります。
- ボトックス注射は安全ですか?
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正しい施術を受ける限り、ボトックス注射は安全です。ただし、施術を行う医師やクリニックの選択には注意が必要です。当医院では経験豊富な医師が施術を行っておりますので、安心してご相談下さい。
- ボトックス注射は痛いですか?
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ボトックス注射で痛みを感じるのは、注射針を刺す瞬間と製剤を注入する瞬間だけです。ただし細い針を使用するため、刺す瞬間の痛みや違和感がある程度で、多くの方が比較的痛みを感じません。
ボトックス注射の注意点
- ・注射前には医師とのカウンセリングを受け、自分の希望や懸念などをしっかり伝え、医師に過去の病歴やアレルギー、現在服用している薬についてきちんと知らせることが重要です。
- ・妊娠中や授乳中の場合はボトックス注射を控えることをおすすめします。ボトックスの成分が胎児や乳児に影響を与える可能性があります。
- ・抗凝固薬や抗生物質など、特定の薬を服用している場合は事前に医師に相談してください。これらの薬がボトックスの効果や副作用に影響を与える可能性があります。
- ・メイクやシャワーは直後から可能ですが、注入部位をゴシゴシと擦ったり、熱をこめるようなサウナ、岩盤浴、ホットヨガ、長風呂、ジムといった行動は一週間ほど避けてください。
- ・注射後24時間は激しい運動を避け、頭を下げる姿勢(ヨガや逆立ちなど)も避けたほうが良いです。
- ・注射後24時間以内はアルコールの摂取を控えるようにします。飲酒によって腫れやあざを引き起こすリスクを高めることになります。
- ・注射後24時間はサウナや熱いお風呂を避けるようにします。熱がボトックスの効果に影響を与える可能性があります。
- ・ボトックス注射の一般的な副作用には、注射部位の腫れ、あざ、頭痛、まぶたの垂れなどがあります。これらは通常一時的ですが、異常を感じた場合はすぐに医師に連絡することをおすすめします。
ボトックス注射、事前の注意点
ボトックス注射後の注意点
その他の注意点
ラグラン銀座医院のボトックス注射料金表
内容 | 金額(税込) |
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ボトックス施術料 | ¥18,000 |
マイクロボトックス施術料 | ¥30,000 |
韓国製ヒュートックス | ¥330 / 単位 |
アメリカ製ボトックスビスタ | ¥700 / 単位 |
部位 | 注入量 |
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眉間、おでこ、バニーライン、あご、口角、目尻、小鼻(マイクロ)、目元マイクロ | 10~12.5 |
エラ | 40~100 |
両肩 | 100~ |
ふくらはぎ | 100~300 |
マイクロ全顔 | 50~ |
マイクロ鼻頬 | 10~30 |
※あくまでも目安になります。診察によってその方に適した単位数を決めて施術します。
院長のコメント
ボトックス注射は、エイジングに悩む多くの方に人気の治療法です。主に表情を作る際にできる“表情じわ”に効果的ですし、日常的にできてしまった顔の癖や、表情、輪郭をコントロールすることができます。目鼻立ちと同じくらい顔の印象を左右するため、気になる方も多いでしょう。
ボトックス注射はリスクや副作用が起こる可能性は低いですが、正しい施術を行うためにも、クリニック選びを慎重に行い、自分に合った方法を医師と相談することが重要です。
ラグラン銀座医院では、さまざまな症例を見てきた経験豊富な医師が、それぞれの症状に効果的な治療方法を組み合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案しています。
ボトックス注射についても、患者様一人ひとりのお悩みやご希望を丁寧に伺い、相談させて頂いたうえで、最善の施術を提供しています。
有楽町線「銀座一丁目駅」から徒歩1分の場所に位置しており、平日・土日も営業しておりますので、お仕事帰りにもお気軽にお立ち寄りいただけます。ボトックス注射に興味がある方は、ぜひこの機会にラグラン銀座医院までご相談ください。